ドラマ版チーム・バチスタを見る

人気作品の完結は劇場版

最近の中では

世へと送り出される映画やドラマは何本と無く公開されている。ただ最近面白いと感じるドラマが見つからないため、余り見る機会もなくなってきていると感じている人も多いでしょう。近頃は帰ってきても一日テレビを付けずに、パソコンだけで生活していけるというライフスタイルの変化も見られる中、ドラマに対して期待している人がどれくらいいるかを考えてみる。正直、不祥事ばかりを引き起こしたり、どうしてこんな作品を放送したのかと疑問を感じざるを得ないようなそんな作品ばかりが乱立している。

昔、というほど前になってしまったが10年から20年ほど前のドラマ事情は本当に面白かったと感慨深くなってしまう。個人的には『ラスト・フレンズ』などが懐かしいところだ、このドラマも放送されたのが今から7年後なので相当古いと言われてもしょうがないでしょう。それくらい、ここ数年放送されているドラマには全く持って興味関心が惹かれない。

7年前といえば2008年になる、その時期に放送されてから昨年2014年には完結編となる劇場版が公開されたことも久しい作品が一つあります。原作が圧倒的人気を誇っている『チーム・バチスタシリーズ』という作品があります。知っている人は知っていると思いますが、現時点で日本の中で一番有名な医療ミステリー作品だ。どうしてそこまで人気なのかというと、後ほど詳しく紹介するが原作を執筆している先生が作品を発表した時点ではまだ現役の医師だったのです。

現役の医師だからこそ語れる医療業界の悩める問題、そして度々問題視される医療ミスなどを克明に描いている今作は、多くの人の関心を必然と集めた。それもそうだ、この時期何かと医療問題が騒がれており、それは未だ日本の医療業界を度々混乱の渦へと巻き込むほどの事件が発覚することもあるためでしょう。なので、地味にリアリティを感じさせる今作はそんな医療問題を取り上げているため、他人事ではない部分もそこはかとなくある。

そんなチーム・バチスタシリーズについてだが、まずは昨年公開された『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』から先に紹介していこう。

作品概要

こちらの作品は2014年3月29日に公開されたもので、過去に放送されたテレビドラマ、チーム・バチスタシリーズの完結編となっています。ちなみに映画については過去公開されていた作品との関連性こそありませんが、作品を通してという意味では繋がってはいます。色々な事情があるのでその辺のところは空気で察しつつ、作品のあらすじなどを簡単に紹介していこう。

あらすじ

日本初となる国際Aiセンター発足の目玉となるMRI『リヴァイアサン』の導入が決定した頃、ある事件が発生する。地下室で不審死を遂げた9人の医療関係者が発見されるという、奇妙な事態が巻き起こる。被害者の中には『白鳥圭輔』の知人も含まれており、思いもよらない犠牲が起こって白鳥自身も戸惑いを隠せなかった。けれど死を憐れむ暇は白鳥にはなく、それは相方でもある『田口公平』にもなかった。

件のリヴァイアサンは顕微鏡レベルの解像度で現代医療の怪物とまで評価を集めており、東城医大病院としてもそうだが、国と自治体という三位一体で取り組む死因救命システムの一大システムとして、これから起きる難事件も解決も期待されていた。そんな改革案に翻弄される2人だったが、そんな時病院へ『速水晃一』率いる救命チームへとある患者が搬送された。それは不審死を遂げた医療関係者9人の中で唯一の生き残りだったものだ。

事件を解明しようとする田口と白鳥だったが、リヴァイアサンの責任者である『東堂文昭』の言動に白鳥が苦慮を漏らす。田口は搬入パレードの際に医療ジャーナリストである『別宮華子』に声を掛けられたが、その際に失踪したはずの『桜宮すみれ』を目撃する。何かが動き出している、そしてそれを予兆するようにある事態が巻き起こった。

それは東堂が地下室の不審死事件を解明するため、リヴァイアサンを用いようとしたときだった。まるでそれを見計らったかのように病院へはある脅迫状が届けられ、そこにはこんな言葉が記されていた。

三の月、東城医大病院とケルベロスの塔を破壊する

この脅迫状が何を意味しているのか、この先巻き起こる展開に暗雲が立ち込めてしまう。

そしてAiセンターが始動する日になったが、それは医学会を揺るがすほどの事件が巻き起ころうとしており、犯人と目的を解き明かすために田口と白鳥の2人が最後の事件へと立ち向かっていく。

映画単体で見る場合

あらすじとしては大まかこのようになっている。そんな映画ですが、興味を持ってみようとする人もいるでしょう。ですが一応この作品はドラマシリーズ全てを通しての完結編となっているため、単一作品として見る場合には向いているかどうか、というのもそれなりに視聴者としては気になるところでも有ります。

結論から言うと、この映画を見る場合には最初から一通りストーリーを把握してから見ておいたほうがいい。ただ続き物といっても、スペシャルドラマを含めればチーム・バチスタシリーズは今作を含めて9作品も作られている。そしてその全てが連動して内容を引っ張っている部分もそこかしこに見受けられるため、劇場版だけを見ても結末にスッキリしても内容全てを読み解くのは少々きつい。初見の人は特に見づらい作品となっています。

人気があるのは理解できる、理解できるのだがあまり長く続きすぎると新規ユーザーが入りにくくなってしまうのがシリーズ物の欠点だ。それもまだ短ければ許容範囲として見れるかもしれません、ですがこの作品の場合はスペシャルドラマを除いたとしても計45本の連続ドラマを見なければならない。結構辛いところでもある。

それならば原作小説で内容を把握すると言うのも有りといえば有りですが、時折テレビドラマオリジナル脚本とも言える部分が加わっているので少し難しいかもしれない。人気なのは認めますが、若干観客を置き去りにしている感があるのは否めません。面白いことには面白いですが、見るためには作品全てを掌握してからの視聴がオススメとなっています。

影響力は強い

そんなチーム・バチスタシリーズだが、これまで放送された作品の内容とは少しばかり異なっている。テレビドラマは過去放送された作品、映画がメディア初登場となっていますが、その時公開された内容とどんな部分が違うというのか、その点も気になるところ。

ただここで誰もが疑問に思うところですが、なんとはなしに『チーム・バチスタシリーズ』と言われていますが、実際バチスタに関係した話は初期作だけとなっているので、そこはあえて突かない方がいいのかもしれません。原作にしてもバチスタではなく、『田口・白鳥シリーズ』といったように主人公2人をベースとした呼び方となっているのですが、そうなることはありませんでした。無駄に名前だけが広がりすぎたので、変えようにも変えられなかったのかもしれませんね。

劇場版もいいよ